ニート救済のための環境づくり…社会も強力に支援

ニート救済のための環境づくり…社会も強力に支援


 ニートの就職対策として国や地方公共団体、ハローワーク、NPO等はさまざまな取り組みを行っています。求人紹介はもちろん、職場体験や講演、『私ももとはニートだった』と題した成功者からの体験談があったり、悩みや不安の解決であったりと、至れり尽くせりといった感じです。

 

 しかしその効果の程はどうなのでしょうか?ただニートの若者たちが○○人利用している、といったものでなく、ニートから脱け出し、仕事や通学、受験へと向かう割合はどれ程いるのでしょうか? 端的に申せば、ニートとはもっぱら自宅にこもり、無気力な状態にある若者です。そうした人たちに外部の支援施設の存在がどれ程役に立つのか、個人的には疑問です。しかし社会がニートを見捨てていないといった意味では、非常に大切な環境ではあります。

 

 そうした点に力点をおいて気を取り直して考えますと、ニート本人やニートを抱える親御さんのカウンセリングやセミナー、ニートが通えるスペース…そうしたものを利用する為の資金的援助だったり、高校の単位取得のための特別措置が欲しいという声をよく聞きます。

 

 ニートでは、本人が一番辛い思いをしています。 社会のためになる仕事に就きたい、と願う割合はなんと80パーセントを楽に越えるほどです。本心まで現実から離れていないのです。この働きたい!!という願望は、私たちが思う「働きたい!」という気持ちよりも、もしかしたら重いかもしれません。なぜなら今の自分から抜け出したいという思いは、自らを振り返ることの少ない私たちよりも真剣だし、強い筈だろうと思うからです。

 

 ですから単にフォローの提供だけでなく、そうした施設の利用料の援助も行い、若い可能性と意欲を無にしないためのサポートの更なる充実を図っていただきたいものです。